こんにちは、達朗です。
あなたは今、仕事を楽しんでいますか?
あなたが普段やっている仕事を、「やりたいこと」と「やりたくないこと」と仕分けしてみてください。
どちらの方が多いでしょうか?
もしかしたらあなたはいろんなことを我慢しながら働いているかもしれません。
嫌な気持ちはこれからもどんどんエスカレートします。
今回の記事では、どうやったら嫌で嫌でたまらない状態から抜け出せるのかを書きます。
仕事が嫌になってしまった人必見の内容ですよ!
この記事の目次
嫌な仕事を我慢していればいずれ楽になるのか?
あなたは今の仕事が嫌になっているかもしれません。
誰かに相談しても軽くあしらわれてしまうことがありますよね。
よくある回答として、「仕事に我慢はつきものだよ」とか「我慢していればいずれ慣れるよ」というものがあると思います。
さて、相談することであなたの悩みは解決したでしょうか?
ほとんどの場合、あなたの納得のいく回答がもらえなかったんじゃないですか?
もしかしたら相談することすらやめてしまったかもしれません。
嫌な状態で働いていても愚痴しか出てこなくなってしまいますよね。
結論から言うと、嫌いなものはますます嫌いになっていきます。
これを理解してもらうためにたとえ話をしてみますね。
「嫌い」という気持ちはエスカレートする
たとえ話をします
あなたはトマトが嫌いだとします。
噛んだ時のブヨっとした食感。
食べた時の酸味。
「気持ち悪!」と思ってます。
そもそも嫌いになったきっかけはなんでしょう?
一度食べた時の嫌な記憶があるからですよね。
なので、「もう2度と食べない!」と誓います。
あなたは「トマトを2度と食べない!」と思っています。
そして、あなたの周りの人はあの手この手を使ってあなたにトマトを食べさせようとしてきます。
さて、あなたはトマト好きになるでしょうか?
普通はなりませんよね。
余計トマト嫌いになるんじゃないでしょうか?
トマトの匂いを嗅ぐだけで吐き気がする。
見るだけでムカムカして嫌な気分になる。
最悪の場合「赤色が嫌い!」という状態になります。
それくらい「嫌い」という気持ちはエスカレートしていきます。
あなたの周りにも特定のものを異常なまでに嫌う人がいませんか?
「犬が嫌い」「ネコが嫌い」「野菜が嫌い」など。
そういう人たちは「嫌い」という気持ちがMAXレベルまでエスカレートしています。
そして、あなたには理解できないくらいまでになってるんですね。
こんなことが起こるのには実は理由があります。
嫌いな気持ちがエスカレートする理由
嫌いな気持ちがどんどんエスカレートしてしまうのは理由があります。
まず、あなたが「嫌いだ」と思うとその気持ちは強いものなので潜在意識にインプットされます。
すると、脳はその気持ちに一貫性を持たせようと指令を出します。
「『嫌い』と感じ続けられるように!」と勝手に空気を読むんですね。
そして、「嫌いだ」という気分になるような情報を勝手に集め始めます。
さっきの例だと、一度「トマトは嫌い」だと認識すると、脳は「嫌い」につながる連想をして勝手に情報収集を始めます。
そして、「まずい」「気持ち悪い」「人が食べているのを見たくない」などと思うわけです。
すべては「トマトは嫌い」という気持ちを一貫させるためにやっていることですね。
たとえ話をここで終わります。
次からあなたの悩みである「仕事が嫌だ」という感情の話に戻りますね。
「仕事が嫌だ」という感情がエスカレートする理由
仕事の話に戻ります。
あなたは今「仕事が嫌だ」と思っていると今後もますます嫌になっていく可能性が高いです。
その理屈はトマトの例でさっき説明した原理と同じです。
「仕事が嫌だ」という気持ちは強く潜在意識に刷り込まれます。
そして、脳が「嫌だ」という気持ちの一貫性を持たせようとします。
すると次は何が起こるでしょう?
あなたが「仕事が嫌だ」という気持ちになるように脳が勝手に情報収集を始めます!
あなたにとってみたら「仕事の嫌な側面」ばかりが見えるようになるということです!
脳は同時に、「仕事のいい側面」を見えなくさせています。
なぜなら、「仕事のいい側面」が見えてしまったら脳は一貫性を保てなくなって不都合だからです!
トマトも同じです。
「嫌いだ!」と思ってるのに、「めっちゃうまいじゃん!」とあなたが思うような情報が入ってしまったら頭が大混乱しますよね?
ちなみに脳が勝手に情報収集を始めてしまう機能のことをRAS(Reticular Activating System:網様体賦活系)と言います。
RASが働いている周りには、見えなくなっている部分(盲点)が存在しているということも知っておくといいと思います。
脳は騙されやすい器官
ここまで脳の働きについて触れましたが、「脳って厄介だな!」と思われたかもしれません。
でも、脳は実は騙されやすい器官なんです!
現実ではないことを現実と思ってしまったりします。
「仕事が嫌だ」という気持ちを克服するにはどうしたらいいでしょう?
脳の騙されやすい性質を利用します!
さっき僕は、「脳は感情に一貫性を持たせるために勝手に情報収集してしまう」と言いました。
「RAS」でしたね。
「仕事が嫌だ」と思っていると、RASは「嫌だ」という情報ばかりを集めるように働きます。
「ちょっとした人の言動に苛立ってしまう」
「仕事のプレッシャーを感じてぐったりしてしまう」
などはRASが働いて「仕事が嫌だ」と思うように情報収集している結果です。
じゃあ、無理にでも「仕事は素晴らしい!」と思えばどうなるでしょう?
その通りです。
RASも逆の情報を集め始めるということです!
「仕事のいい側面」が見え始めます。
「生徒の成長が感じられた。」
「感謝の言葉をかけられるようになった。」
などRASが「仕事は素晴らしい!」と思えるような情報収集を始めます!
「仕事のいい側面」を見るオススメのワーク:セルフトークのコントロール
今は「素晴らしい」と思えなくても、事実と違ったとしても構いません!
「素晴らしい!」と信じ込むことで、素晴らしいと思えるRASを働かせて現実を変えることができます!
オススメの時間帯は起床時や寝る前です。
感情が潜在意識に刷り込まれやすい状態になっているからです。
オススメのワークを紹介します。
- 起床時「仕事が最高だ!」とか「今日は最高の1日になる!」と1日を始める
- 就寝時「今日は最高の1日だった!」と1日を終える。
どれだけ強く信じ込んでも仕事で大失敗してしまうことがあると思います。
そういう時も、「いい側面」を見れるような言葉遣いを工夫してみるといいですよ!
たとえば、「今日は自分らしくなかった。でも、明日は最高の1日になるぜ!」と言い聞かせてから寝るといいですよ。
あなたの使っている言葉や頭の中で流れている思考のことを「セルフトーク」と言います。
今回紹介した言葉遣いを変えるワークを「セルフトークのコントロール」と呼びます。
セルフトークのコントロールをあなたの日常に取り入れてみてはどうでしょうか?
まとめ
- 嫌いな気持ちはエスカレートする
- 気持ちに一貫性を持たせようとして、脳は勝手に情報収集を始める。その機能をRASと言う。
- 「仕事が嫌」という気持ちを変えるためにはRASを逆向きに働かせるといい。
- 「仕事のいい側面」と見るためにおすすめの方法は、言葉遣いを変えること。それをセルフトークのコントロールと言う。
セルフトークのコントロールをすれば、あなたも仕事の良い側面が見え始めます。
さっきも言ったけれど、今の現実は素晴らしくなくても構いません!
「素晴らしい」と信じ込むことで、脳はあなたが「素晴らしい」と思える「事実」や「情報」を勝手に呼び込んでくれるようになります。
よければお試しくださいね!