あなたは休職している自分を褒めてもいいですよ。
こんにちは、達朗です!
普通なら休職して間もない時は自分を責める気持ちのほうが強いと思います。
「普通に働けないなんて俺はダメな奴なんだ」
これは僕自身も休職中に思っていたことです。
でも、自分を責めていいことは一つもありません。
どんな状況でも自分を褒めるべきだし褒めることはできます。
休職で暗闇の中にいて「自分には褒めるところなんてないよ」という方ほど、この記事は役に立つと思います。
この記事の目次
行けない自分を責めると自己イメージが下がる
休職で学校に行かないと普通、罪悪感を感じます。
学校に行けないことに対してこんな気持ちが湧いてきます。
「なんで行けないんだろう」
「行けない自分がダメなんだ」
私たちは「自分はこういう人間だ」という自己イメージ(セルフ・イメージ)を持っています。
あなたの選択や行動はすべてセルフ・イメージで決まっています。
行けない自分を責め続けるとどうなるでしょうか。
セルフ・イメージはますます下がります。
そうすると自分で可能性を閉ざすことになってしまいます。
セルフ・イメージについて少し解説します。
セルフ・イメージを超える結果は得られない
僕たちはセルフ・イメージに合った結果しか得られません。
得られた結果がセルフ・イメージに合っていれば「ちょうどいい」とか「快適だ」と感じます。
逆にセルフ・イメージに合っていなければ「居心地が悪い」と感じます。
図で表すと、このようになります▼
真ん中がセルフ・イメージです。
得られた結果がセルフ・イメージに合っていれば「快適だ」と感じます。
あなたが快適だと感じる領域をコンフォート・ゾーンって言います。
ちょうど黄色い部分です。
セルフ・イメージはあなたの自己評価とも言えます。
黄色い部分から外れるとあなたは「できすぎている」とか「もっとできる」と感じます▼
「もっとできる」という状態も「できすぎている」状態も気持ち悪くないでしょうか?
無意識レベルでも同じです。
居心地が悪いはずです。
だから、僕たちは自分で作り上げた自己評価=セルフ・イメージの通りにしか生きられません。
これはコーチングでとても大事なポイントなので押さえておいてください。
過去の失敗を思い出して反省するとセルフ・イメージは下がる
僕たちは自己評価=セルフ・イメージ通りにしか生きられません。
しかも、セルフ・イメージは変動します。
現代社会の中では、自己評価が下がる材料がたくさんあります。
その一つが過去の失敗を反省して自分を責めることです。
そうするとセルフ・イメージも下がり続けます。
「どうせ私にはできないんだ」
「しょせん私にできるのはこれくらいなんだ」
という言葉は、あなた自身への期待値を下げることになります。
図解すると下の通りです。▼
自己評価が下がれば、「もっとできる」<「できすぎている」という状態になります。
つまり、自信が下がり続けます。
これまでできていたこともできていたことができなくなったり、諦めの気持ちが湧いてきます。
ここまで読んだあなたは、もしかしたらセルフ・イメージを下げ続けていたことに気づいたかもしれません。
今日からはわざわざ自分で自分をいじめる必要はありませんよ。
セルフ・イメージは自分で上げられる
「セルフ・イメージ」は誰が決めていると思いますか?
さっき僕は、セルフ・イメージ=自己評価だと言いました。
つまり、自分で決めています。
下げるのも上げるのもあなた次第です。
だから、たとえあなたが今休職中でぼろぼろであっても、「自分の人生終わった」と嘆くしかない状態であってもセルフ・イメージは変えられます。
下の図のように「セルフ・イメージは上げられる」という感覚を持っておくといいですよ。
「もっとできる」>「できすぎている」という状態になるので、自信がついてきます。
セルフ・イメージが高まれば現状を変える行動が取れます。
過去にどんなことがあっても関係ありません。
僕も休職中はセルフ・イメージが落ちていました。
悪夢を見て夜中に泣いたりわめいたりしていましたが、コーチングと出会ってセルフ・イメージを上げていくことですっかり快復していきました。
夜中の「奇行(!?)」もすっかりなくなりました。
「学校に行かないこと」は素晴らしい
セルフ・イメージはあなたが時間をかけて作りあげてきたので一瞬では変わりません。
そこで第一歩はセルフ・イメージを下げないことです。
他人からなんと言われようが、あなた自身を責める必要はありません。
罪悪感を感じそうになったら落ち着いて深呼吸をして自分を褒めてみるといいですよ。
たとえばこんな風に感じてみてください。
「学校にいかない選択をした私は素晴らしい!」
あなたは自分の身体の異変を感じて休職に入ったはずです。
身体をいたわったこと、大切にできた自分を褒めてあげてください。
身体が発する危険なシグナルを見逃さなかったあなたは人よりも感性が優れています。
自分を褒める材料は無数に転がっているので、とにかく自分を褒める工夫をしてみるといいですよ。
自分を褒めるコツ:視点を高くする
セルフ・イメージを上げるためには褒めるのがいいと分かっていてもなかなかできない人もいます。
つらい部分ばかり気になってしまって「自分を褒める所がどこにも見つからない」という声もよく聞きます。
僕自身もそうでした。
もともとは超ネガティブ人間でした。
でも、
褒めるのは技術です。
コツさえつかめばあなたにもできるようになります。
「自分を褒める材料がどうしても見つからない」という時に褒めるとっておきのコツを紹介します。
視点を上げることです。
例えば、「あれもできない、これもできない。なんて俺はダメなやつなんだ…」と思ってしまったとしましょう。
これってすごくないでしょうか。
世の中には自分を客観的に見れない人も多いのに、この人は自分を客観的に見れています。
何がダメなのかを追求・分析しだすとセルフ・イメージは下がります。
代わりに視点を上げて「『ダメだ』と気づけた自分」を褒めてあげるんです。
客観的に自分を見ることができた!ダメなところを直そうとしてるなんて俺は向上心があるな!
って褒めることができます。
同じ失敗でも責めるか褒めるかで結果は全く逆ですね。
褒めればセルフ・イメージが上がり、責めれば下がります。
セルフ・イメージが上がれば、今までできなかったこともできるようになるし、現状も大きく変わります。
褒めるのは技術だし習慣です。
あなたにも必ずできるようになりますよ。
まとめ
- 人間はセルフ・イメージ(自己イメージ)以上の結果を得られない。
- 自分を責めるとセルフ・イメージは下がり、褒めると上がる。
- セルフ・イメージを上げる第一歩は自分を責めないこと。学校に行かない選択をしたあなたも素晴らしい。
- 褒めるコツは視点を上げること。「『ダメだ』と気づけた自分」は素晴らしい。
もう一度言いますが、褒めるのは技術ですよ。
今まで自分を褒める習慣がなかった人は、始めどうしても違和感がありますがすぐに慣れます。
ここまで読んでくださったあなたなら必ずできるようになりますよ。
以上「教員休職中のあなたは『学校に行かない自分』を褒めてもいい。」でした。
それではまた!
達朗より
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